タイヤは、命をのせている!大切なタイヤを理解しよう!
タイヤを気にしていますか?
自動車で唯一、地面に接地しているのはタイヤだけです。
ブレーキを踏んで止まるとき、カーブを曲がるとき 踏ん張っているのはタイヤなんです。
大切なタイヤについて、見るだけで簡単に状態を判断できるように解説しますので ぜひ覚えておいてください。
ガソリンスタンドで、タイヤ交換しないと危ないって言われたんだけど…
タイヤは自動車で唯一、地面に接地している重要なパーツなんで気を付けてください。
本当に交換しないといけないのかわからなくて…
どうなったら交換する時期ってわかるの?
タイヤはゴム製品なので、摩耗や経年劣化もします。
交換の判断基準と劣化防止方法を紹介しましょう。
タイヤは自動車で唯一地面に接地している部品です。
タイヤの性能や状態で、走る・曲がる・止まるの性能はタイヤ次第で変わります。
すり減っタイヤでは、雨の日に滑りやすくなります。
劣化したタイヤでは、ゴムが硬化してグリップ力が落ちたり、ひび割れが酷くなれば破裂する危険もあります。
タイヤは車の安全性と快適性に直結する重要なパーツですが、劣化が進むと性能が低下し、寿命が短くなります。
ですが、どういう状態になったら交換する時期なのか分かりづらいですよね。
そこで、本記事ではタイヤの交換の判断方法と、劣化を防止するための方法をご紹介します。
タイヤの交換時期は、摩耗と劣化の2つの判断基準があります。
タイヤの摩耗による交換の判断基準は、最初からタイヤの溝についています。
溝の部分にあるスリップサインで確認する。
タイヤの側面の溝の部分には、摩耗による交換時期を示すスリップサインがつくられています。
側面の溝のところに△マークがついています。
△マークの延長線上に、タイヤの溝が浅くなっている部分があります。
そこが露出してきたら、交換時期になります。
スリップサインが出てくると、雨の日の排水性能が大幅に低下しスリップしやすくなる危険があります。
スリップサインが見えてきたら、速やかに交換しましょう。
タイヤの製造年月から判断する
すべてのタイヤには、製造年月日が記載されています。
この数字には、決り事があり最後の2桁は製造された西暦の下2桁、そのまえの2桁はその年の何週目に製造されたかを示しています。
製造から5年も経過すると、ゴムの硬化によりタイヤのグリップ力が大幅に低下します。
また、タイヤの側面部分の剛性の落ちるため、曲がる際に車が安定しなかったりハンドルが重く感じるようになったりします。
製造から年数が経つことで紫外線により、ひび割れが生じてくることもあります。
ひび割れが酷くなると、最悪の場合タイヤが破裂するバースト現象をおこし、重大な事故につながる恐れがあります。
タイヤ表面にひび割れが見えるようになったら、早めに交換するほうが良いでしょう。
タイヤを長持ちさせるために、気を付けるべきこと!
適切な空気圧の維持:
タイヤの適切な空気圧を保つことは劣化を防ぐために重要です。適切な空気圧にすることでタイヤの荷重が均等に分散され、摩耗が均一になります。
定期的な空気圧チェックと調整を行いましょう。
タイヤの空気圧は、運転席ドアを開けたセンターピラーに貼られています。
ガソリンスタンドなどで空気圧を測定し、必要に応じて調整しましょう。
タイヤをインチアップしてサイズを変えた場合、元のタイヤの空気圧(kpa)別の負荷能力(kg)を考慮して、交換したサイズのタイヤの負荷能力(kg)が元のタイヤと同じ負荷能力になる空気圧(kpa)を選択する必要があります。
適切なタイヤローテーション
タイヤのローテーションは劣化を均一に分散させるために重要です。前後左右のタイヤを定期的に入れ替えることで、タイヤの摩耗を均一化し、寿命を延ばすことができます。
特にFF車は、フロントタイヤに高負荷がかかりリアタイヤにはほとんど負荷がかかりりません。
ローテーションせずに乗っていると。フロントタイヤだけが減ってしまいます。
FR車でも、フロントタイヤはタイヤのサイドが減り、駆動輪であるリアタイヤはサイドは減らず溝のみが減っていきます。
フロントとリアでは、タイヤへの負荷のかかり方が異なるので減り方も違ってきます。
半年くらいを目安にタイヤローテーションを行い、前後のタイヤの位置を入れ替えしましょう。
法定12か月点検を受けている場合、整備工場でローテーションを実施してくれます。
タイヤワックスやコーティング剤で、タイヤに保護をしましょう。
タイヤワックスには、タイヤ表面に光沢を与え、車の外観を向上させ、車全体の印象を高めることができます。
それ以外に紫外線、酸性雨、塩、汚れなどの外部要素からタイヤを保護する効果もあります。
タイヤ側面のひび割れを防止する効果が得られタイヤを長持ちさせられます。
また、タイヤワックスを塗る際にタイヤの側面の傷やこぶ状のふくらみなどの異変を見つける事ができます。
まとめ
タイヤが発揮できる性能が、その車の走行、安全性能の上限になります。
適切な空気圧の維持、タイヤローテーション、定期的な点検を行うことで、タイヤの劣化を防止し、寿命を延ばすことができます。安全性と経済性を考えるなら、定期的なケアは欠かせません。
タイヤの光沢と劣化の防止は、車のパフォーマンスと耐久性を向上させる重要な要素です。
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タイヤの交換時期を理解しましょう。
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タイヤの性能を正しく引き出すために定期的に空気圧を調整しましょう。
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定期的にローテーションを実施して、摩耗を均等にして長持ちさせましょう。
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タイヤワックスは、見映えと劣化防止の両方の効果がある。
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タイヤの性能が、その車の性能上限に直結します。