【自動車整備士】腰痛が限界…それでも仕事は止まらない。続けるべきか悩んだときに読む記事

自動車整備士から異業種へ転職
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「腰がもう限界かもしれない…」

そう思いながらも、毎日リフトの下に入り、タイヤを持ち上げ、工具を使い続けている整備士の方は少なくありません。

自動車整備の仕事は、重量物・前かがみ姿勢・中腰作業が多く、身体への負担が大きい職種です。
そのため、腰痛がきっかけで将来に不安を感じる人も多い仕事でもあります。

ただし、腰痛が出たからといって
必ずしも「すぐ転職すべき」とは限りません。

この記事では、

  • 腰痛が起きやすい整備士の作業環境

  • 続けるべきか判断する基準

  • 整備士を続ける選択肢

  • 身体を守るためのキャリアの考え方

を、現場視点も踏まえて整理します。

「続けるか」「環境を変えるか」判断するための基準が分かる内容です。


整備士は腰痛が起きやすい仕事

自動車整備の作業は、腰に負担が集中しやすい作業が多いのが特徴です。

主な原因は次の3つです。

① 前かがみ姿勢が長い

エンジンルーム作業や車内整備では、
前かがみ姿勢を長時間維持することになります。

この姿勢は腰椎に負荷がかかりやすい姿勢です。

② 重量物の取り扱い

例えば以下のような作業があります。

  • タイヤ交換

  • ミッション脱着

  • バッテリー交換

  • 足回り整備

特に大型タイヤは20kgを超えることもあります。

③ 中腰・しゃがみ作業

ブレーキ整備や足回り作業では、
中腰姿勢が長く続く作業も多くなります。

特に冬場は、寒さで体が固まり腰痛が悪化しやすくなります。冬の整備工場のリアルな負担については、こちらで詳しく整理しています。
整備士の冬がきつい理由|寒い整備工場のリアルと続けるか悩んだときの判断基準


腰痛の労働災害は実際に多い

腰痛は、業務上の疾病としても多い事例です。

厚生労働省の調査では、
業務上疾病の中で腰痛は最も多いものの一つとされています。

出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」(参照日:2026/03/11)


腰痛でも整備士を続けられるケース

腰痛があっても、必ずしも転職が必要とは限りません。

次の条件に当てはまる場合、
環境改善で続けられるケースもあります。


① 軽度の腰痛(慢性的な疲労型)

例えば

  • 朝は問題ない

  • 作業後に痛む

  • 休みで回復する

このタイプは、身体の使い方や作業環境の影響であることもあります。

改善策としては

  • コルセット

  • ストレッチ

  • 作業姿勢の見直し

  • 重量物の持ち方改善

などで改善する場合があります。


② 工場の設備が整っている

整備工場によって、身体負担はかなり違います。

例えば

  • タイヤリフター

  • ミッションジャッキ

  • 補助リフト

  • 作業台

こうした設備がある工場では、
身体への負担がかなり減ります。


③ フロント業務・検査員などに役割変更できる

整備士でも、現場作業以外の仕事があります。

例えば

  • サービスフロント

  • 整備主任者

  • 検査員

  • 工場長

経験がある整備士ほど、
身体負担の少ない役割に移れる可能性があります。


転職を検討した方がいいケース

一方で、次のケースでは
無理に続けると将来が厳しくなる可能性があります。


① 痛みが慢性化している

例えば

  • 毎日痛い

  • 痛み止めが必要

  • 病院に通っている

この場合、身体の限界に近い可能性があります。


② 作業環境が改善されない

例えば

  • 人手不足

  • 重作業が集中

  • 設備が古い

この場合、
本人の努力だけでは改善できない問題です。


③ 将来も現場作業が続く

小規模工場では、

  • 60歳でも現場

  • 重整備が続く

というケースもあります。

身体の状態によっては
10年後の働き方を考えておくことも大切です。

腰痛だけでなく、体力面全体の不安や40代・50代での働き方を整理したい方は、こちらの記事も参考になります。
整備士 体力きついと感じたら|40代・50代が後悔しない転職判断


腰痛がきっかけで選ばれるキャリア

整備士経験を活かせる仕事はいくつかあります。

例えば

自動車業界内

  • サービスフロント

  • 整備士講師

  • 技術アドバイザー

  • 自動車メーカー技術職

業界外

  • 工場設備保全

  • 技術営業

  • 製造技術

  • 物流設備管理

整備士は

  • 機械理解

  • 工具使用

  • トラブル診断

といったスキルがあり、
技術職として評価されるケースもあります。

体への負担を減らしつつ、整備経験を活かした働き方を考えるなら、営業職という選択肢もあります。整備士経験が営業でどう強みになるのかは、こちらで解説しています。
整備士は営業に向いている?整備士経験が営業で強みになる理由


「転職する・しない」を決める前にやってほしいこと

いきなり転職を決める必要はありません。

まずは、次の3つを整理するのがおすすめです。

① 腰の状態

  • 一時的

  • 慢性

② 職場環境

  • 改善可能

  • 改善困難

③ 将来の働き方

  • 現場を続けたい

  • 身体負担を減らしたい

この3つで
判断がかなり整理できます。

腰痛だけでなく、体力面全体の不安や40代・50代での働き方を整理したい方は、こちらの記事も参考になります。
整備士 体力きついと感じたら|40代・50代が後悔しない転職判断


まとめ

整備士の腰痛は、珍しいものではありません。

ただし、判断のポイントは次の3つです。

  • 軽度なら環境改善で続けられる可能性がある

  • 慢性化しているなら無理は危険

  • 将来の働き方を考えることが大切

整備士の経験は、
別の技術職でも評価されるスキルです。

「今すぐ転職」と決める必要はありませんが、
選択肢を知っておくことは将来の安心につながります。


将来の働き方を一度整理したい方へ

もし

  • 整備士を続けるか迷っている

  • 他の仕事の可能性を知りたい

  • 自分の経験が評価される業界を知りたい

という場合は、
転職エージェントで市場の情報を聞くだけでも参考になります。

今すぐ転職を決める必要はありません。

「整備士経験がどう評価されるのか」を知るだけでも、
今後の判断材料になります。

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