2台目の車を購入するとき、ほとんどの人が最初に気になるのは
「どうすれば保険料を一番安く抑えられるのか？」 という点です。
その中でも特に重要なのが セカンドカー割引。
正しく使えば 年間2～5万円の節約につながる強力な制度 ですが、実務では次のような理由で「本来使える割引を逃してしまう」例が非常に多いです。
-
等級の仕組みを誤解している
-
年齢条件の設定ミスで年間数万円損
-
車入替をしてしまい割引消失
-
割引の“利用回数”ルールを勘違い
この記事では、元ディーラー営業×自動車保険担当として
年間100件以上の相談を受けてきた実務目線から、初心者でも理解できる“損しない判断基準だけ”を厳選して解説します。
🎯 この記事でわかること
-
セカンドカー割引の仕組み
-
2台目の等級の決まり方（7S・6S・6F）
-
適用条件（同居・11等級・新規加入）
-
割引は「1契約につき1件」だけ使える重要ルール
-
年齢条件の最適な設定方法
-
古い車でも車両保険に入れるのか？
-
家族構成が変わったときの注意点
この記事を読むだけで、
あなたの家庭で2台目の保険料を最安にする方法がすべてわかります。
セカンドカー割引とは？【初心者向けにわかりやすく】
セカンドカー割引とは、
同居家族が複数台の車を所有するときに使える、新規保険料の割引制度 です。
通常、新規加入は 6等級 ですが、
-
セカンドカー割引を利用すると 7S等級スタート
-
初年度の保険料が大幅に下がる
というメリットがあります。
対象は「同居家族で1つの世帯」
判断基準は 住民票の住所が一致しているかどうか。
名字・扶養・家族関係の形式は関係ありません。
✔ 〇 同居扱いになるケース
-
夫婦
-
親と子
-
内縁関係
-
名字が違う家族
✖ 同居扱いにならないケース
-
一人暮らしの大学生の子
-
単身赴任で別住所の配偶者
-
結婚して別居した子
👉 詳しくはこちら
→ 「セカンドカー割引の条件｜同居・11等級ルール」
セカンドカー割引の適用条件【ここを間違えると割引が消える】
制度はシンプルですが、誤解がとても多い部分です。
① 同居家族であること
住民票で判断。名字や扶養は関係ありません。
② 主契約が“11等級以上”であること（最重要）
ここを間違える人が非常に多いです。
■ 主契約とは？
→ 現在あなた（または家族）が加入している車の保険のこと。
この主契約が
前年まで無事故で11等級以上
であることが必須です。
③ 新規加入であること（入替は対象外）
セカンドカー割引が使えるのは
新規で2台目を追加するときだけ。
「車両入替（今の車を別の車へ変更）」は
新規扱いではないため、割引を使えません。
割引は“1契約につき1件”だけ使える【最新の重要ポイント】
セカンドカー割引は
加入中の保険1件につき、1件だけ利用可能 というルールがあります。
契約数 ＝ 割引が使える回数
● 家族に保険契約が1件しかない
→ セカンドカー割引は 1件だけ
● 家族に保険が2件ある（例：父17等級／母15等級）
→ 最大2件まで利用可能
なぜ契約数で回数が決まるのか？
理由は、
主契約の「無事故実績（係数）」を使って新規契約を7等級にする制度
だからです。
主契約が増えるほど使える回数も増えます。
2台目の等級の決まり方【超シンプル】
2台目の等級は次の3つのどれか。
① 7S等級（セカンドカー割引）
→ 最も保険料が安いスタート。
② 6S等級
→ 通常の新規加入。
③ 6F等級
→ 事故歴がある場合はこちら。
等級の仕組みをもっと深く知りたい方はこちら👇
→ 「2台目の等級の決め方」
年齢条件の最適設定【年間数万円の差】
年齢条件は、保険料に最も影響する要素のひとつです。
よくある“損する設定例”
-
メイン車：35歳以上
-
2台目：全年齢（子どもがたまに乗るから…）
→ この設定は 年間数万円損する 典型例。
大切なのは
「本当に誰が運転するのか？」
です。
こちらで詳しく解説👇
→ 「年齢条件 × セカンドカーの最適組み合わせ」
古い車でも車両保険に入れる？【10年以上の車の真実】
「10年落ちは車両保険に入れない」という声もありますが、
これは半分正しく、半分間違いです。
加入できる車の条件
-
市場価値が比較的高い
-
修理費の予測が立てやすい
加入できない車の条件
-
時価額が極端に低い
-
部品供給の問題で修理が長期化する車
※保険会社によって基準が異なります。
詳しくはこちら👇
→ 「古い車 車両保険 入れない問題の完全解説」
セカンドカー割引を最大活用する3つのポイント
① 車入替の順番に注意
主契約を入替えるタイミングを誤ると割引が使えなくなることがあります。
② 見積もりは“条件をそろえて比較”
-
年齢条件
-
使用目的
-
走行距離
これらを揃えないと比較になりません。
③ 家族構成の変化は必ず確認
-
同居 → 別居
-
結婚
-
単身赴任
これらはすべて割引条件に影響します。
注意点まとめ（落とし穴3つ）
① 年齢条件の勘違い
正しい設定ができていないケースが多い。
② 入替手続きで割引が消失
新規追加以外は対象外。
③ 割引の利用回数の勘違い
1契約につき1件だけ 利用可能。
Q&A｜よくある疑問を10秒で解決
Q1：名字が違っても適用できますか？
→ はい。住所が同じなら適用されます。
Q2：主契約が10等級の場合は？
→ 使えません。11等級以上が必須。
Q3：単身赴任は同居扱いになりますか？
→ いいえ。住民票が別なら対象外。
Q4：何件まで割引は使えますか？
→ 主契約の数だけ使えます。
Q5：車両入替でも使えますか？
→ 新規加入のみ対象。入替は不可。
Q6：古い車でも車両保険は入れますか？
→ 時価額と部品供給状況によっては加入可能です。
まとめ｜今日から損せず2台目の保険を最安にする方法
-
セカンドカー割引は主契約の数だけ使える
-
11等級以上＋新規加入が絶対条件
-
年齢条件・等級・家族構成の理解で
年間数万円の差が生まれる
迷ったら以下の記事であなたのケースを確認しましょう👇
🔗 関連記事（クリックされやすい導線）
無料の自動車保険一括見積もりサービス
