
セカンドカー割引とは?
「2台目の自動車保険が高くなりそう…」という家庭にとって、まず確認すべき制度が セカンドカー割引 です。
通常の新規契約では等級は 6等級スタート。
しかしセカンドカー割引の条件を満たすと、 7等級スタート となり、
年間で 1〜3万円前後 安くなるケースもあります。
2台目の購入を検討しているなら、まずは「うちの家庭はこの割引条件を満たせるのか?」をチェックすることが最重要ポイントです。
セカンドカー割引の適用条件【3つすべて必要】
多くの保険会社に共通する条件は次の3つ。
1つでも欠けると、割引適用外になります。
① 同居家族であること(もっとも誤解が多い)
● OK(同居扱い)
-
夫婦(同じ住民票)
-
子ども・祖父母など、住民票が同じで生計を共にする家族
● NG(同居扱いにならない)
-
大学生の子どもが一人暮らし
-
単身赴任で住所が別の配偶者
-
結婚し別世帯を構成する子ども
判断基準は 住民票+生計の共有。
実務でも「名義を家族にすれば割引になると思ったのに、住所が別で不可だった」というトラブルが非常に多いです。
② 主契約車の等級が11等級以上であること(11等級ルール)
1台目の車が 11等級以上かどうか が重要です。
保険会社側は、
「無事故継続=リスクが低い契約者」
という評価を11等級から行うため、多くの会社が条件に採用しています。
● NG例(実務で多い)
父の車が9等級 → 息子が新規加入 → 条件未達成 → 割引不可
(同居でも不可)
③ 2台目が“新規加入”であること(入替は対象外)
下記はすべて セカンドカー割引にはならない ので注意。
-
車を売却 → 別の車に入替え
-
名義変更のみ
-
継続契約扱いになるケース
制度上「2台目として新規加入」が前提。
入替は“台数が増えていない”ため対象外になります。
適用されるかどうかを判断するチェックリスト
あなたの家庭に当てはめて、YES/NOで確認してください。
-
住民票が同一世帯になっている
-
1台目の等級が11等級以上
-
2台目の車が完全に新規加入
-
事故有係数(事故歴)がついていない
-
名義・所有者が同居家族でつながっている
全てYES → 適用できる可能性大
1つでもNO → 割引不可の可能性あり。別の節約策を検討すべき。
ケース別の判定(実務で多かった5例)
ケース①|夫20等級+妻が新規加入 → OK
同居・等級条件クリア。
妻の車は7等級スタートになる可能性大。
ケース②|父9等級+息子が新規加入 → NG
1台目が11等級未満 → 条件を満たさず不可。
ケース③|祖父25等級+孫が新規加入(同居) → OK
条件クリア → 割引対象。
ケース④|別居の子どもの車を親が払う → NG
住民票が異なるため「同居扱い」にならず不可。
ケース⑤|1台目を下取りして別の車に入替 → NG
入替は“台数が増えていない”ため、新規扱いにならず不可。
バイク・軽自動車は対象になる?【誤解が多いポイント】
① 車 → 車 のみ対象(バイクは不可)
原付・125cc・250cc・400ccなど、バイクは制度の対象外です。
車の等級とは別で管理されるため、バイクの等級は引き継げません。
② 軽自動車は対象(OK)
軽自動車も「自家用軽四輪乗用車」に該当すれば対象になります。
③ バイクの11等級は車に引き継がれない
バイクのノンフリート等級制度は車と別扱い。
「バイク11等級 → 車でも割引OK」にはなりません。
割引率はどれくらい安くなる?
多くの保険会社では、
6等級 → 7等級スタート となり、
-
年間 1〜3万円
-
割引率で 10%前後
安くなるケースがあります。
※保険会社・車種・年齢条件・使用状況で変動
適用されないときの代替案(実務でよく提案した方法)
① 年齢条件を揃える
運転者の年齢条件を統一すると、保険料を最適化しやすい。
② 1台目が11等級になるまで待つ
あと数年で11等級になるなら、タイミングを調整するだけで割引対象になるケースも。
③ 補償の見直しで保険料を下げる
-
年間走行距離プラン
-
付帯特約の取捨選択
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車両保険の免責設定
整備士の視点では「使用頻度が少ない車」は見直し余地が大きいです。
まとめ:セカンドカー割引は“3条件”がすべて
-
同居家族
-
主契約車が11等級以上
-
2台目が新規加入
この3つを満たせば、2台目が7等級スタートとなり保険料の節約効果は大きいです。
まずは、
「うちはこの3つを満たしているか?」
を確認し、満たせない場合は別の節約策を検討しましょう。
🔍 Q&A
Q1:別居家族でも名義を親にすれば使える?
A:不可です。
名義ではなく 住民票と生計 が基準です。
Q2:11等級未満でも使える保険会社はある?
A:一部あります。
ただし「11等級以上」が一般的。
Q3:軽自動車は対象?
A:対象です。
Q4:入替えでも割引になる?
A:なりません。
2台目として“新規加入”が必須。
Q5:バイク+車は?
A:不可です。
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