
「整備士しかやったことがないから、履歴書や職務経歴書の書き方が分からない」
「異業種に挑戦したいが、自分の経験がどう評価されるのか不安」
これは、整備士の方から実際によく聞かれる悩みです。
結論から言うと、
整備士の経験は、異業種でも評価対象になり得ます。
ただしそれは、経験を“相手に伝わる形で整理できている場合に限られます。
実際、転職者の多くは
「経験・スキルが応募職種とどう結びつくか」を書類で説明できないことで、選考上不利になる傾向があります。
出典:厚生労働省「転職者実態調査」
(参照日:2025/03/08)
本記事では、整備士から異業種転職を目指す方に向けて、以下を整理して解説します。
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履歴書と職務経歴書の違い
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【実例つき】職務経歴書の具体的な書き方
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異業種にも伝わるスキル変換の考え方
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書類選考で落ちやすいNG例と改善策
「経験があるのに、書類で落ちる」
そんな状況を避けるための判断基準を、現場視点でお伝えします。
履歴書と職務経歴書の違いとは?
履歴書=プロフィールを簡潔に伝える書類
履歴書は、あなたの基本情報を端的に把握してもらうための書類です。
主に記載する内容は以下です。
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氏名・住所・連絡先
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学歴・職歴
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保有資格・免許
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志望動機・自己PR(簡潔に)
ここで無理にアピールする必要はありません。
履歴書は「詳細説明」ではなく、人物像の入口と考えましょう。
職務経歴書=強みを具体的に説明する評価資料
一方、職務経歴書は書類選考で最も重視される資料です。
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担当業務の内容
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実績(数字・改善結果)
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工夫した点・再現性
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後輩指導・顧客対応・トラブル対応
異業種転職では特に、
「整備ができる」ではなく
「どんな価値を出してきた人か」
が見られます。
職務経歴書を書く前に整理すべき6項目
いきなり文章を書こうとすると、ほぼ確実に手が止まります。
まずは以下を箇条書きで棚卸ししてください。
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勤務先の業種・規模
(例:国産ディーラー/中古車専門店/指定工場) -
担当車種・業務内容
(例:車検、法定点検、一般整備、故障診断) -
対応台数(数値化)
(例:月80台、年間1,000台) -
得意分野
(例:電装系、足回り、異音診断) -
改善したこと・工夫・成果
(作業短縮、安全性向上、再発防止など) -
顧客対応・クレーム対応・OJT経験
👉 **「数字・役割・成果」**の3点が揃うと、異業種にも伝わりやすくなります。
【実例】整備士の職務経歴書(要約例)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | ○○自動車販売株式会社(正社員) |
| 期間 | 2016年4月〜2024年3月 |
| 業務内容 | 国産車の車検・法定点検・一般整備・故障診断 |
| 実績 | 月平均80台、年間1,000台超を対応 |
| 改善 | 整備工程を見直し、作業時間を約20%短縮 |
| その他 | 新卒2名のOJT担当、教育マニュアル作成、顧客対応 |
📌 数字(%・台数・人数)を入れることで、再現性のある経験として評価されやすくなります。
整備士のスキルを「異業種向け」に変換する考え方
整備士の業務には、異業種でも活用できる汎用スキルが含まれています。
| 整備士の経験 | 異業種向けの表現 |
|---|---|
| 故障診断 | 問題の切り分け・原因特定 |
| ダブルチェック | ミス防止・品質管理 |
| 顧客説明 | 専門外の人への分かりやすい説明 |
| OJT | 教育・業務標準化 |
👉 **「作業内容」ではなく「提供した価値」**に言い換えるのがポイントです。
NG表現と改善表現の比較
| NG表現 | 改善表現 |
|---|---|
| 車検を担当 | 月80台の車検業務を担当し、工程改善で作業時間を20%短縮 |
| 新人指導あり | 新卒2名をOJTで指導し、教育マニュアルを作成 |
| 故障診断を実施 | 診断事例を蓄積し、再発防止に活用 |
NG表現に共通するのは、
**「どんな強みがある人か分からない」**点です。
書類選考で落ちにくくする判断軸
❌ よくある失敗
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「整備士歴〇年」だけで終わっている
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業務内容の羅列になっている
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応募企業との接点が見えない
✅ 改善の考え方
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経験+数字+成果で具体化
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求人票にあるキーワードを反映
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改善・育成・連携ができる人材として整理
※ 厚生労働省の調査でも、
職務内容を具体化している転職者の方が、書類での理解度が高い傾向が示されています。
出典:厚生労働省「転職者実態調査」
(参照日:2025/03/08)
書類作成が不安な場合の現実的な選択肢
文章が苦手な場合、無理に一人で仕上げる必要はありません。
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自分で整理したい人
→ 無料テンプレートで構成を把握 -
第三者視点が欲しい人
→ 整備士特化の転職エージェントに添削依頼
(例:レソリューション/メカジョブ ※公式情報ベース) -
下書きはある人
→ ChatGPTなどで表現をブラッシュアップ
※ 情報収集目的での相談でも問題ありません。
出典:各転職エージェント公式サイト
(参照日:2025/03/08)
まとめ|整備士の「現場力」は異業種でも活かせる
整備士として培った経験は、
整理と伝え方次第で、異業種でも評価され得るスキルです。
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問題解決力
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正確性・安全意識
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顧客対応力・チーム連携力
今日からできる3ステップ
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過去の業務を「数字・成果・役割」で棚卸し
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求人票に合わせて表現を調整
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テンプレートや第三者の視点で最終確認
「経験があるのに、書類で落ちる」
それは能力不足ではなく、伝え方の問題であるケースが少なくありません。
まずは、あなたの経験を
正しく評価してもらう準備から始めてみてください。
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