
EVや自動運転のニュースを見るたびに、こんな不安を感じていませんか。
「このまま整備士を続けて、本当に大丈夫なのか」
「EVが増えたら、エンジン整備の経験は無駄になるのか」
「今の職場で、10年後も家族を守れるだけの収入を得られるのか」
結論から言うと、整備士の仕事がすぐになくなる可能性は低いです。
車が走り続ける限り、点検・車検・故障診断・部品交換・安全確認の仕事は必要です。厚生労働省の職業情報提供サイトでも、自動車整備士は車の安全確保や環境保全のために点検・整備を行う仕事であり、近年は電子機器の不具合に対応する専門技能の重要性も高まっていると説明されています。
ただし、安心していいわけではありません。
整備士の仕事はなくならなくても、求められる整備士像は確実に変わります。
これまでのように、エンジン・ミッション・足回りを中心に「分解して直す」だけではなく、診断機、電子制御、OBD検査、ソフトウェア、運転支援装置への対応が当たり前になっていきます。
つまり本当に考えるべきなのは、
「整備士がなくなるか」ではなく、「今の職場・今のスキル・今の給料のままで将来も無理なく続けられるか」
です。
私はホンダ1級エンジニアとして整備現場を経験し、その後に営業職へ移りました。整備士コンテストや現場の故障診断、さらに営業として多くのお客様対応をしてきた中で感じたのは、整備士の価値は下がっていないということです。
ただし、評価される整備士の条件は変わっています。
この記事では、整備士の将来がなぜ不安になるのか、EV時代でも残る仕事、減っていく仕事、そして続けるべき人・環境を変えた方がいい人の判断基準を、現場目線で整理します。
結論|整備士の仕事はなくならない。ただし「昔の整備士像」のままでは厳しい
整備士の仕事は、今後も必要です。
国土交通省も、自動車を安全・快適・環境にやさしく使うために自動車整備は必要不可欠であり、整備要員の社会的役割は重要になっているとしています。
ただし、必要とされる仕事の中身は変わります。
これから増えていくのは、次のような仕事です。
- 診断機を使った故障探求
- 電子制御装置の点検・整備
- OBD検査への対応
- EV・ハイブリッド車の高電圧系統への理解
- ADAS、自動ブレーキ、運転支援装置の点検
- ソフトウェアアップデートやメーカー情報の確認
- お客様へ分かりやすく説明する力
実際に、国土交通省の自動車特定整備制度では、電子制御装置整備の整備主任者になるには講習修了が必要とされています。一級小型自動車整備士は免除対象ですが、制度としても電子制御対応が整備業界で重視されていることが分かります。
さらに、2024年10月から車検の検査項目に電子装置の検査、いわゆるOBD検査が追加されました。OBD検査は専用の検査用スキャンツールを車両のECUに接続して行う検査です。
現場で感じる不安の正体は、ここです。
「整備士の仕事がなくなる不安」ではなく、
「今までの経験だけでは対応しにくい仕事が増える不安」
です。
整備士の将来が不安になる5つの理由
1. EV化でエンジン整備中心の仕事は減っていく
EVが増えると、エンジンオイル交換、スパークプラグ交換、吸排気系の整備、エンジン本体の修理などは少しずつ減っていきます。
もちろん、すぐにガソリン車がなくなるわけではありません。中古車もありますし、地方ではガソリン車やハイブリッド車が長く残る可能性があります。
ただ、日本政府は2035年までに乗用車の新車販売で電動車100%を目指す方針を示しています。ここでいう電動車にはEVだけでなく、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車も含まれます。
だから、「EVだけになる」と考える必要はありません。
しかし、エンジン整備だけを武器にしてきた整備士ほど、仕事の変化は感じやすくなります。
私も整備士時代、エンジン音、振動、におい、オイル漏れ、部品の摩耗から不具合を探る仕事には、整備士らしいやりがいを感じていました。
でも、電子制御や診断機が絡む故障では、昔ながらの経験だけでは原因を絞り切れない場面があります。
「手で直している感覚が好き」
「エンジンを分解している時間が好き」
「電気系やPC作業は正直苦手」
こういう人ほど、今後の整備環境にストレスを感じる可能性があります。
EV時代でも整備士の仕事は残ります。
ただし、エンジン整備中心の整備士から、診断・電子制御に強い整備士へ変わる必要があるということです。
2. 自動運転・運転支援で診断の重要性が上がる
自動運転や運転支援が進むと、整備士が見るポイントはさらに増えます。
カメラ、レーダー、センサー、制御ユニット、ソフトウェア、通信、キャリブレーションなど、今まで以上に「見えない部分」を診断する力が必要になります。
ホンダは2020年に自動運転レベル3に求められる国土交通省の型式指定を取得し、2021年にはレベル3技術を搭載したレジェンドを発売しました。
一方で、日産の次世代ProPILOTは、Wayve AI Driverソフトウェアと次世代LiDARを活用し、2027年度に国内の市販車へ搭載予定と発表されています。なお、日産公式ではこの技術はSAEレベル2の運転支援とされており、ドライバーによる監視が必要です。
つまり、自動運転レベル3の実用化や、高度な運転支援の進化は、すでに現実のものになりつつあります。
昔は、異音・振動・漏れ・摩耗を見れば、ある程度の原因を推測できました。
しかし、今後は「見た目は正常」「試運転しても再現しない」「でも診断機にはコードが入っている」というケースが増えます。
このときに必要なのは、勘だけではありません。
データを読み、仕組みを理解し、メーカー情報を確認し、お客様へ説明する力です。
3. 工具だけでなくPCスキルが必要になる
これからの整備士は、工具だけでは足りません。
診断機を使う。
故障コードを読む。
データモニターを見る。
整備書やメーカー情報を確認する。
ソフトウェア更新や電子制御の仕組みを理解する。
こうした作業が日常になります。
2024年10月から始まったOBD検査も、先進安全技術の機能維持を目的に導入された検査です。対象は令和3年10月以降の新型車などで、専用機器を車両のコンピュータに接続して行います。
さらに、EVやハイブリッド車では高電圧への安全理解も必要です。厚生労働省の資料では、バッテリー電圧が50Vを超えるEV・ハイブリッド車の整備業務は低圧電気取扱業務に該当し、感電防止などに関する教育の必要性が示されています。
私自身、現場で「昔ながらの経験や勘」だけでは対応しにくい作業が増えていると感じました。
もちろん、経験は無駄になりません。
異音の聞き分け、作業段取り、安全確認、部品の状態判断、お客様への説明。
これらは今後も価値があります。
ただ、診断機の数値を見て原因を絞る場面が増えると、工具で分解して直していた頃とは違うストレスがあります。
特に、「原因は分かっているのに、メーカー対応やソフトウェア更新待ちで自分では完結できない」というケースでは、整備士としてのやりがいを感じにくくなることもあります。
4. ディーラーや整備工場の仕組みが変わる可能性がある
整備士の将来不安は、技術の変化だけではありません。
働く場所そのものが変わる可能性もあります。
これまでのディーラーは、車を販売し、その後の点検・車検・修理・保険でお客様とつながる形が中心でした。
しかし、EV化、自動運転、サブスク、カーシェア、オンライン商談が進むと、車は「所有するもの」から「必要なときに使うもの」へ少しずつ変わっていく可能性があります。
そうなると、販売店や整備拠点の役割も変わります。
すべての店舗で幅広い整備を行うのではなく、設備の整った拠点へ高度な作業を集約する会社も増えるかもしれません。
これはあくまで今後の可能性ですが、整備士としては考えておくべきです。
「仕事があるか」だけではなく、
「今の店舗で働き続けられるか」
「通勤できる範囲に職場が残るか」
「集中整備センターへ異動になる可能性はないか」
まで見ておく必要があります。
私は整備士から営業へ移って、お客様との接点や会社の利益構造を見る立場も経験しました。
その中で感じたのは、整備士の価値は高いのに、整備士本人が会社全体の変化を知る機会は少ないということです。
だからこそ、今の作業だけを見て将来を判断するのではなく、会社の方向性、教育投資、設備投資、店舗戦略まで見た方がいいです。
ディーラーの仕組みが変わっていく中で、整備士経験を活かして営業職へ移る選択肢もあります。
「整備士から営業なんてできるのか」と不安な方は、整備士経験が営業で強みになる理由も確認してください。
▶ 整備士は営業に向いている?転職して年収2倍以上になった理由と活かせる強み
5. 給料が上がりにくい不安は残りやすい
整備士の将来不安は、技術だけではありません。
むしろ、多くの人にとって大きいのは給料です。
厚生労働省のjob tagでは、自動車整備士の全国平均年収は503.8万円、平均年齢は40.6歳と掲載されています。ただしこれは令和7年賃金構造基本統計調査を加工した全国平均であり、地域・会社・資格・役職・残業・賞与によって差があります。
一方で、ハローワーク求人統計では、自動車整備士の令和6年度の求人賃金は月額25.1万円、有効求人倍率は5.45倍と掲載されています。
ここから分かるのは、整備士は人手不足で需要がある一方、求人時点の月額賃金だけを見ると「家族を守れるか不安」と感じる人がいても不思議ではないということです。
私も整備士時代、技術を覚えても給料が大きく伸びにくい感覚がありました。
もちろん、会社によって違います。
検査員、工場長、フロント、サービスマネージャーへ進めば収入が上がる可能性はあります。
実際、厚生労働省のjob tagでも、自動車検査員は同一現場で見た場合に自動車整備士より賃金水準が高いことが一般的で、資格が転職で有利になると説明されています。
ただし、全員がそこへ進めるわけではありません。
だからこそ、整備士を続ける場合も、別の職種を見る場合も、自分の経験が外でどう評価されるかを知っておくことが大切です。
ディーラー整備士として今の年収に不安がある方は、勤務先によってどれくらい差が出るのかも確認しておくべきです。
整備士の年収を上げる選択肢については、こちらで詳しく解説しています。
▶ ディーラー整備士の年収は低い?勤務先で100万円差が出る理由と年収を上げる選択肢
EV時代でも整備士を続けていい人
ここまで読むと、「やっぱり整備士は厳しいのか」と感じるかもしれません。
でも、全員が転職を考える必要はありません。
次のような人は、整備士を続ける選択肢も十分あります。
新しい技術を学ぶのが苦ではない人
EV、ハイブリッド、自動運転、運転支援、電子制御に興味がある人は、今後も整備士として活躍できる可能性があります。
これからの現場では、診断機や電気系に強い整備士の価値が上がります。
「診断機を使った故障探求が嫌いではない」
「EVや電子制御を学びたい」
「新しい技術を覚えることに抵抗がない」
このタイプの人は、整備士として残る価値があります。
整備士の仕事は、ただの部品交換ではありません。
安全を守る仕事です。
電子制御が増えるほど、正しく診断できる整備士の価値は高まります。
今の会社に教育環境や設備がある人
整備士を続けるなら、本人の努力だけでなく会社の環境も重要です。
EVや電子制御に対応するには、研修、診断機、メーカー情報、設備、先輩のサポートが必要です。
今の会社が新しい技術に投資しているなら、すぐに辞める必要はありません。
逆に、会社が古い体制のままで、研修も設備も少なく、「見て覚えろ」だけの環境なら注意が必要です。
本人にやる気があっても、環境が悪ければ成長できません。
整備士の将来性は、本人の能力だけでは決まりません。
どの会社で整備士を続けるかでも大きく変わります。
整備の仕事自体が本当に好きな人
車を直すことが好き。
故障原因を見つけるのが好き。
お客様に感謝されるのがうれしい。
整備士として技術を高めたい。
こう思えるなら、整備士を続ける価値はあります。
ただし、「好きだから全部我慢する」は危険です。
給料、休日、体力、人間関係、家族との時間。
これらを削り続けてまで続けると、いつか限界が来ます。
整備が好きなら、なおさら環境を選ぶべきです。
好きな仕事を長く続けるために、今の会社でいいのかを冷静に見直してください。
環境を変えた方がいい整備士
一方で、今のまま続けるより、環境を変えた方がいい人もいます。
これは「整備士を辞めろ」という意味ではありません。
今の会社、今の働き方、今の職種だけで判断しない方がいいという意味です。
PC診断や電気系に強い苦手意識がある人
電子制御やPC診断に強い苦手意識がある人は、今後ストレスが増える可能性があります。
これからの整備は、工具だけで完結しにくくなります。
診断機、データ、ECU、センサー、ソフトウェア、OBD検査。
こうした言葉を聞くだけで強い抵抗があるなら、整備士として残る場合も働く場所を選んだ方がいいです。
もちろん、今から学べば間に合います。
でも、「どうしても電気系が苦手」「診断機を見るだけで嫌になる」という状態なら、自動車業界内の別職種も比較しておくべきです。
たとえば、サービスフロント、自動車営業、部品関連、保険相談、法人向け車両管理など、整備士経験を活かせる仕事はあります。
給料・体力・人間関係の不満が強い人
将来不安だけでなく、今の働き方に限界を感じているなら注意が必要です。
給料が上がらない。
残業が多い。
休日が少ない。
腰や膝がきつい。
上司や先輩との人間関係がつらい。
こうした不満が強い状態では、新しい技術を学ぶ余裕もなくなります。
EVや自動運転に対応するには、勉強する余裕が必要です。
毎日の仕事で疲れ切っている状態では、将来に備えるどころか、目の前の作業をこなすだけで精一杯になります。
私も整備士時代、体力的なきつさや給料面の不安を感じていました。
その後、営業職へ移って感じたのは、同じ自動車業界でも評価されるポイントがまったく違うということです。
整備士は「正確に直す力」が評価されます。
営業では「お客様の不安を聞き、分かりやすく説明し、提案する力」が評価されます。
そして整備士経験は、この説明力にかなり活きます。
将来不安だけでなく、腰痛や体力面でも限界を感じている方は、働き方そのものを見直すタイミングです。
整備士を続けるか、転職を考えるかで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶ 整備士の腰痛が限界…続けるべき?転職すべき?後悔しない判断基準
家族や将来を考えて働き方を変えたい人
独身のうちは、多少きつくても続けられるかもしれません。
でも、結婚、子育て、住宅ローン、親の介護、自分の体力低下まで考えると、給料・休日・体力面の不安は無視できません。
「整備が好きだから続ける」だけでは、将来の生活まで守れないことがあります。
大事なのは、整備士を続けるか辞めるかを感情だけで決めないことです。
今の会社に残る場合。
別の整備工場へ移る場合。
ディーラーから民間へ移る場合。
整備士から営業やフロントへ移る場合。
自動車業界以外へ転職する場合。
これらを並べて比べることで、初めて自分に合う選択が見えてきます。
整備士の将来不安を減らすために今やるべきこと
将来不安を減らす方法は、転職することではありません。
まずは、選択肢を知ることです。
今すぐ辞める必要はありません。
むしろ、不安だけで勢いで辞めるのは危険です。
でも、今の会社しか知らない状態で「このまま続ける」と決めるのも危険です。
まず自分の市場価値を確認する
整備士は専門職です。
でも、毎日同じ職場で働いていると、自分の経験が外でどれくらい評価されるのか分かりにくくなります。
車検整備。
故障診断。
検査員資格。
後輩指導。
お客様対応。
見積もり説明。
保険やメンテナンスの提案。
これらは、他社では評価される可能性があります。
自分の市場価値を知ることは、転職するためだけではありません。
今の会社に残るかどうかを冷静に判断するためにも必要です。
「外では評価されないだろう」と思い込んでいるだけで、実は選択肢がある人もいます。
自分の経験が外でどう評価されるか不安な方は、職務経歴書にどう書くかも確認しておきましょう。
車検・点検・故障診断などの経験を、転職で伝わる強みに変える方法はこちらで解説しています。
▶ 整備士の職務経歴書テンプレ|書くことがない人でも強みを伝える書き方
整備士経験が活かせる職種を知る
整備士経験は、整備工場だけで使うものではありません。
自動車営業では、整備士経験が大きな強みになります。
車の構造を理解しているため、お客様の不安に具体的に答えられます。
「この車は維持費が高いですか?」
「故障しやすいところはありますか?」
「中古車で見るべきポイントはどこですか?」
「車両保険は必要ですか?」
こうした質問に、現場経験から答えられる営業は強いです。
私も営業職へ移ってから、整備士経験が何度も役に立ちました。
単に車を売るのではなく、お客様が不安に感じている維持費、故障、事故、保険、買い替え時期まで説明できたからです。
整備士を辞めるとしても、車から完全に離れる必要はありません。
整備士経験をどう活かすかで考えると、選択肢は広がります。
転職するかどうかは比較してから決める
将来が不安だからといって、すぐに転職する必要はありません。
でも、何も調べずに今の職場へ残り続けるのも危険です。
大事なのは、比較してから決めることです。
今の会社に残った場合の5年後。
別の整備工場へ移った場合の5年後。
営業やフロントへ移った場合の5年後。
自動車業界以外へ出た場合の5年後。
これらを比べることで、初めて「残る理由」や「動く理由」が見えてきます。
整備士を続けるか、転職を考えるかで迷っている方は、まず転職先の選択肢を整理してください。
辞めたい理由、おすすめ職種、年収の考え方までまとめて確認したい方はこちらです。
▶ 自動車整備士の転職|辞めたい理由・おすすめ職種・年収まで完全解説【実務視点】
一人で判断しない方がいい理由
整備士は専門職なので、自分だけで将来を判断すると視野が狭くなりがちです。
特に、同じ会社で長く働いていると、今の職場の基準がすべてだと思いやすくなります。
「整備士はどこも給料が低い」
「転職してもどうせ変わらない」
「自分には整備士以外できない」
「営業や保険の仕事は向いていない」
こう考えてしまう人もいます。
でも、会社によって給料、休日、仕事内容、人間関係、評価制度は違います。
自分では当たり前だと思っている経験が、他の会社では強みになることもあります。
大事なのは、転職することではありません。
今の会社に残るとしても、外の選択肢を知った上で残ることです。
選択肢を知らずに我慢するのと、比較した上で今の会社を選ぶのでは、納得感がまったく違います。
転職するかどうかは、今すぐ決めなくて大丈夫です。
ただ、今の会社しか知らないまま将来を判断するのは危険です。
整備士の経験が他社でどう評価されるのか、営業・フロント・設備保全など別職種の可能性があるのかを知るだけでも、将来への不安はかなり減ります。
「今すぐ辞める」ではなく、「いつでも動ける状態」を作りたい方は、整備士向けの転職エージェントも確認しておいてください。
▶ 整備士を辞めたい人におすすめの転職エージェント3選|選択肢を増やして後悔しない転職へ
300人以上の中からあなたに合う転職エージェントをご紹介【転職エージェントナビ】まとめ|整備士の将来不安は「なくなるか」ではなく「選べない状態」が怖い
整備士の仕事は、すぐになくなるわけではありません。
車が走る限り、点検・整備・診断・安全確認は必要です。
ただし、EV化、自動運転、電子制御、OBD検査、ソフトウェア対応によって、求められる仕事内容は変わります。
これから大事なのは、昔の整備士像にしがみつくことではありません。
新しい技術を学びながら整備士を続けるのか。
設備や教育環境がある会社へ移るのか。
整備士経験を活かして営業やフロントへ進むのか。
まったく別の業界も見るのか。
選択肢を知ったうえで、自分で選べる状態を作ることです。
整備士を続けることは悪くありません。
ただし、「今の職場しか知らないから続ける」状態は危険です。
将来に少しでも不安があるなら、まずは自分の経験が外でどう評価されるのかを確認してください。
転職するかどうかは、その後で決めれば大丈夫です。
不安を消すために必要なのは、今すぐ辞めることではありません。
一人で抱え込まず、比較材料を持つことです。
アデコならあなたに合った転職を実現できる【アデコの転職支援サービス】参考・出典
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「自動車整備士」(参照日:2026/06/30)
出典:厚生労働省 職業情報提供サイト job tag「自動車検査員」(参照日:2026/06/30)
出典:国土交通省「自動車特定整備事業について」(参照日:2026/06/30)
出典:国土交通省「10月より、車検の項目に『電子装置の検査(OBD検査)』が追加されます!」(参照日:2026/06/30)
出典:経済産業省「グリーン成長戦略 自動車・蓄電池産業」(参照日:2026/06/30)
出典:Honda「自動運転レベル3 型式指定を国土交通省から取得」(参照日:2026/06/30)
出典:日産自動車「次世代ProPILOT」関連発表(参照日:2026/06/30)


