整備士の独立開業!必要資金と手順を整理

自動車整備士から異業種へ転職
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「いつかは自分の整備工場を持ちたい」

でも、一歩が踏み出せない整備士の方へ

「開業資金ってどれくらい必要なんだろう…」
「経営経験がなくても本当にやっていける?」
「失敗したらどうしよう」

整備士として現場経験を積んできた方ほど、
独立=リスクが大きい選択に見えてしまうものです。
それは、現実を理解しているからこその慎重さでもあります。

この記事では、
**整備士が独立開業を“現実的に判断するための材料”**として、

  • 開業までの具体的ステップ

  • 必要資金の目安と考え方

  • 業態ごとの向き・不向き

  • 経営でつまずきやすいポイント

を、実務ベースで整理します。

「今すぐ独立すべきか」「まだ準備期間か」も含めて、
自分なりに判断できる状態になることを目的としています。


整備士が独立開業するまでのステップ

ステップ1|まずは「ビジョン」を明確にする

開業前に必ず考えておきたいのが、
**「どんな整備工場を作りたいのか」**という方向性です。

たとえば、

  • 地域密着でリピーター中心

  • 高級車・輸入車に特化

  • 1人で長く続けたい/将来は法人化したい

  • 車検特化/販売併設/出張整備

この違いによって、
必要な設備・資金・集客方法は大きく変わります。

「まずは独立してから考える」という進め方は、
後から修正が難しくなるケースも少なくありません。


ステップ2|事業計画を立てる(最重要)

整備技術があっても、
事業として継続させるには数字の整理が欠かせません。

最低限、以下は事前に整理しておきましょう。

  • 初期投資(設備・工具・内装・契約費)

  • 毎月の固定費(家賃・光熱費・保険・通信費)

  • 売上見込み(来店台数・客単価)

  • 黒字化までの期間

  • 資金調達方法(自己資金/融資)

融資を検討する場合、
日本政策金融公庫
新創業融資制度や、自治体の創業支援制度は
整備業でも利用実績のある現実的な選択肢です。

出典:日本政策金融公庫「新創業融資制度」
(参照日:2025/03/08)

※売上が安定するまでの期間を考慮し、
数か月分の運転資金を確保する前提で計画を立てることが重要です。


ステップ3|整備工場の開業資金目安

以下は、
地方・小規模・居抜き物件を想定した一例です。

項目 費用の目安
テナント契約費(敷金・礼金など) 100〜300万円
設備・工具導入費 300〜800万円
許認可・登録費 20〜50万円
運転資金(約3か月分) 100〜300万円
合計 600〜1,500万円前後

※立地・規模・新築/中古設備の有無によって金額は大きく変動します。

認証工場を目指す場合の注意点

分解整備や車検対応が可能な認証工場を取得する場合、

  • 建物面積

  • 設備要件

  • 有資格者の配置

などの基準が定められており、
2,000〜2,500万円以上かかるケースも見られます。

出典:国土交通省
「自動車整備事業の認証・指定制度について」
(参照日:2025/03/08)


独立後の業態タイプ|あなたに合うのはどれ?

認証整備工場(一般整備+車検)

  • 信頼性が高く仕事の幅が広い

  • 初期投資・固定費は高め

👉 資金と人員に余裕がある方向け


車検専門店

  • 料金体系がわかりやすく集客しやすい

  • 小規模スタートが可能

  • 差別化が難しい

👉 立地・回転率重視の方向け


中古車販売+整備併設型

  • 利益率は高い

  • 在庫・仕入れ・販売スキルが必須

  • 資金管理が難しい

👉 営業経験がある整備士向け


出張整備・オイル交換サービス

  • 初期費用を抑えやすい

  • 個人・法人ニーズあり

  • 移動効率が経営のカギ

👉 スモールスタートしたい方向け


経営の基礎|「技術+仕組み」で考える

集客で重要なポイント

  • Googleマップ(MEO)対策

  • 口コミ・写真・投稿の定期更新

  • SNS(Instagram・LINE公式)

**「誰が、どんな想いで整備しているか」**が伝わる工場は、
価格だけで比較されにくくなります。


価格設定の考え方

  • 地域相場を必ず調査

  • 安すぎる=赤字

  • 高すぎる=新規が来ない

時間単価・原価・満足度のバランスを意識することが重要です。


会計・在庫・人材管理

  • クラウド会計で数字を可視化

  • 在庫は回転の早い部品に限定

  • 家族・パートの協力で固定費を抑える選択も現実的


失敗を防ぐ3つのポイント

① スモールスタートを徹底する

  • 最初から大規模投資しない

  • リフト1基+最低限の設備で始める

  • 黒字化してから拡大を検討

② 経営経験者に相談する

  • 独立経験のある元整備士

  • 商工会・創業支援センター

  • 無料相談・セミナー

1人で判断しないことが、最大のリスク回避になります。

③ 家族の理解を得る

  • 開業は時間・お金・精神面の負荷が大きい

  • 家族の協力が長期継続の支えになる


まとめ|整備士から「経営者」になるという選択

これまで積み上げてきた
整備スキル・誠実な対応・お客様との信頼は、
独立後の大きな強みになります。

一方で、
技術だけでは事業は続きません。

大切なのは、

  • 無理をしない資金計画

  • 自分に合った業態選択

  • 経営視点での準備

です。

今日からできる行動

  • 生活費と初期投資を書き出す

  • 独立経験者に話を聞く

  • 融資・創業支援制度を調べる

  • 自分に合う業態を整理する

独立は簡単ではありません。
ですが、準備次第で「無謀な選択」ではなくなります。


※情報収集という選択肢について(CTA|完全ホワイト)

独立は「勢い」ではなく「準備と判断」が重要です。
すぐに結論を出す必要はありません。

公的な創業相談窓口や、
整備士向けのキャリア支援サービスなどを
情報収集の場として活用しながら、
自分に合うタイミングを整理する
という選択肢もあります。

複数の情報を比較し、納得できる形で判断することが、
地域で長く続く整備工場づくりにつながります。

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整備士 転職!辞めたいけど辞められない人の完全ガイド

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