
自動車保険の「支払い方法」で、知らないうちに年間6,000円以上損していませんか?
一括払いと月払いでは、同じ補償内容でも最大5%の差が出ることがあります。
この記事では、金額差・手数料・途中解約の注意点まで、数字ベースでわかりやすく整理します。
一括払いのメリット・デメリット
なぜ手数料がかからないのか
多くの損保では、年払いは分割手数料が発生しません。
一方、月払いは「分割払手数料(概ね+約5%)」が上乗せされるのが一般的です。
例えば年間保険料12万円なら、月払いでは約12万6,000円に(+5%想定)。
払う回数が少ない=事務コストや回収リスクが小さいため、その分が価格に反映されます。
(参考:イーデザイン損保、三井住友海上)
なぜ長期的に節約になるのか
手数料ゼロのため、同じ補償をより安く購入できます。
生命保険の一般論でも、年払いは月払いより実質4%前後安いというデータがあります。
「まとめて払うほど割安」という構造は共通です。
(出典:幻冬舎GOLDオンライン)
なぜ一度に負担が大きいのか
1年分を一括で支払う必要があり、キャッシュフローに余裕がない場合は負担が重くなることも。
急な出費や車検費用などと重なると資金繰りを圧迫する恐れがあります。
月払いのメリット・デメリット
なぜ少額で始めやすいのか
月払いは毎月の負担が小さく、家計の平準化に適しています。
加入時のハードルが低く、初めて保険に入る人にも向いています。
(参考:SOMPO Park)
なぜトータルコストが高くなるのか
分割払手数料(約+5%)が上乗せされるため、同じ補償でも総額が高くなります。
保険会社分割(保険会社に手数料)とクレジット会社分割の2方式がありますが、いずれも手数料は発生します。
(参考:MS&AD、イーデザイン損保)
なぜ支払い忘れのリスクがあるのか
毎月の引き落としに残高不足やカード不備があると、契約失効や解約に繋がる可能性があります。
年払いと比べて支払い管理の手間が増える点もデメリットです。
支払い方法選びで見落としがちな3つのポイント
① 割引条件に差がある
保険商品によっては、年払い限定の割引や手数料ゼロが設定されていることがあります。
逆に月払いは+5%の割増が組まれている場合も。
各社の約款・公式ページで「分割割増」や「例外(大口分割で割増なし)」を確認しましょう。
(参考:三井住友海上、MS&AD)
② クレジット払いでポイントが貯まる
保険料をクレジットカードで支払うと、ポイント還元を受けられることがあります。
還元率が高いカードなら、手数料負担の一部を実質相殺できます。
「年払い×高還元カード」の組み合わせがもっとも効率的です。
(参考:グーネット)
③ 途中解約時の返金に差がある
年払いを途中解約すると、返金は**「短期率(短期料率)」で計算され、日割りにはなりません。**
例:6か月で解約 → 短期率70%の場合、返金は36,000円(12万円×(1−0.70))に。
一方、月払いは月単位で精算され、返金が発生しない運用もあります。
「途中で車を手放す予定がある人は、月払いが有利」です。
(参考:アクサ損害保険、SBI損保、ソニー損保)
自分に合った支払い方法の見つけ方
収入の安定性を考慮する
収入が安定していれば、年払いでコスト最小化が可能。
反対に、収入が不安定なら月払いで資金ショートを防ぐのが賢明です。
途中解約リスクを想定する
転勤・車の売却・乗り換えなど解約の可能性があるなら月払いが柔軟。
短期率で返金が目減りする年払いは不利です。
家計全体で最適化する
保険料は家計の固定費。
「年払い×高還元カード」で実質コストを下げる、
あるいはボーナス月に年払いして他月の支出を抑えるなど、キャッシュフロー全体で最適化しましょう。
かんたん早見表
| 支払い方法 | 年間総額 | 備考 |
|---|---|---|
| 年払い(一括) | 120,000円 | 手数料なし |
| 月払い(+5%) | 126,000円 | 約+6,000円高い |
| 年払いを6か月で解約(短期率70%) | 返金36,000円 | 未経過半年=60,000円全額は戻らない |
どうせ払うなら、一番お得な方法を選ばないと損です。
まずは【一括払い vs 月払いの見積もり】を並べて、
総額差(約+5%)と途中解約時の短期率をチェックしましょう。
さらに、クレジットカードの還元率を確認すれば、
実質負担をもっと軽くできます。
Q&Aセクション
Q1:自動車保険の月払いと年払い、どちらが得ですか?
A:トータルでは年払い(約5%割安)が有利です。ただし途中解約時は返金率が低くなるため、1年以内に解約予定がある場合は月払いが安全です。
Q2:年払いで途中解約した場合、返金されますか?
A:返金はありますが、短期率で日割りにはなりません。半年で解約した場合、70%が控除されるのが一般的です。
Q3:月払いの手数料はどれくらい?
A:ほとんどの損保で年払いに比べ約5%の割増です。高還元カードの利用で一部相殺可能です。
Q4:支払い方法を変えるときの注意点は?
A:契約更新時にしか変更できないケースがあります。更新前に見積もり比較を行いましょう。
まとめ
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最安狙い=年払い(手数料0)
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柔軟性重視=月払い(約+5%をカード還元で相殺)
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「解約予定」「キャッシュフロー」「カード還元率」の3点で選べば失敗しません。
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