
「特約って多すぎて、どれを選べばいいのかわからない…」
でも大丈夫。“実際に起こりやすい場面”に照らして、重複なく・ムダなく・必要十分を狙えば迷いは一気に解けます。この記事は、3分で自分の最適セットを見極めるチェックポイントを提示し、JAFとロードの違い、個人賠償特約の示談交渉付き、**車両無過失事故特約(無過失特則)**まで正しく整理します。
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なぜ迷う?——増え続ける特約と判断の難所
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事故対応ニーズの細分化(弁護士・代車・ロード・個人賠償など)に合わせ、基礎補償+特約で調整する設計が普及。自賠責で足りない領域を任意保険で補う考え方が前提です。
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名称が似ていても支払条件や上限が違う(ロードのレッカー距離、移動・宿泊費、代車の要件など)。さらに家族の別契約・クレカ付帯・JAFと重複しやすいのも混乱要因。公式FAQでも重複注意が繰り返し示されています。
よくある特約と“効く人”の見極め
1) 弁護士費用特約——“被害側”の時間と精神コストを下げる
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もらい事故時などに示談交渉を弁護士へ委任でき、着手金・報酬・相談費用等を補償(上限あり)。主要社の公表例では弁護士費用300万円/法律相談10万円などが一般的レンジです。
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普及規模は大きく、実務ニーズの高さが裏づけ。毎日運転・通勤送迎が必須な人ほど優先度が高い。
2) 代車特約——移動不能の“二次被害=機会損失”を防ぐ
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修理入庫中の代車費用を一定額・日数で補償。保険会社により事故のみ/故障も可/走行不能要件など条件差があるため要確認。
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営業・通勤・送迎で車が欠かせない人は費用対効果が高い。
3) ロードサービス特約 vs JAF——役割が違う(両輪が最強)
**JAF(人に紐づく)**は現場作業の守備範囲が広い:
脱輪引き上げ/パンク修理(出張)/キー閉じ込み/スタック(雪・ぬかるみ)/自然災害時対応などに幅広く対応。けん引は会員20kmまで無料(超過は1kmごと加算)。
保険のロード特約(車に紐づく)はレッカー・移動/宿泊費など経済補償が強み。一方で二次搬送(修理工場→別工場/自宅等)は対象外のケースが多いなど、サービス範囲に制限もあります。
まとめ:現場の細かい救援=JAF、費用面の支援=ロード特約。併用すると穴が減ります(ただし重複の無駄は要チェック)。JAF(日本自動車連盟)+1
4) 個人賠償責任特約——“日常の加害リスク”を網羅、自動車保険付帯なら示談交渉付き
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自転車事故・子どもの物損・ペット事故など、日常生活での賠償責任をカバー。
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自動車保険に付帯した場合、多くの会社で日本国内の事故は“示談交渉サービス付き”、かつ国内無制限/海外は上限ありなどの設計が一般的です(例:Sompo JapanのFAQ)。
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なお“車の運転中の対人対物賠償”は自動車保険本体の領域で、個人賠償は車以外の生活事故を想定した補償です。商品差があるため範囲と家族適用を確認しましょう。
5) 車両無過失事故特約(無過失特則)——もらい事故でも等級を守る
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自分に過失がない事故で車両保険を使った場合、一定条件を満たすと**“ノーカウント事故”=次契約で等級を下げない**取り扱いにする特則。条件は社別で要確認。
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例:相手車両・運転者が特定できること/対象は車両保険金のみ 等(社別差)。駐停車中の追突など“もらい事故常態化”に備えたい人は重要度が高い。
不要な特約を削る基準(重複と“使う場面”に着目)
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ライフスタイル不一致=ムダ:週末のみ運転で高額な代車日数…などは費用対効果が低い。
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重複は徹底排除:家族の他契約/クレカ付帯/JAFとロードでの機能・距離・上限の被りに注意。
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事前加入が原則:事故後に付け足せない特約(弁護士・個人賠償・無過失特則など)は**“起こり得る最悪の一歩手前”**まで想定して備える。
3分チェックリスト(保存推奨)
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運転頻度・距離(毎日/週末/長距離)
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用途(通勤・営業・送迎=代車必須度↑)
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家族構成(個人賠償の家族適用/別居の子の扱い)
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既存付帯(JAF・クレカ・他契約ロード/賠償の有無)
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弁護士特約の有無と上限(相談10万・費用300万などのレンジ感)
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代車特約(上限日額・日数・事故/故障/走行不能)
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ロード(レッカー距離/宿泊・移動費、二次搬送の扱い)
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車両無過失特則(ノーカウント条件を満たすか)損保ジャパン
具体シナリオで担当者に聞くべき質問テンプレ
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弁護士特約:「もらい事故時の着手金・報酬の上限は?家族の適用範囲は?」
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代車特約:「故障も対象?“走行不能”の定義は?日額と日数の上限は?」
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ロード:「レッカー距離の無料枠は?二次搬送は対象?宿泊費の上限は?」
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JAF併用:「JAFの作業(脱輪・スタック・パンク修理等)と保険ロードの役割分担は?」
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個人賠償:「示談交渉サービスは国内事故に付く?補償金額(国内/海外)と家族範囲は?」
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無過失特則:「どの条件で“ノーカウント事故”扱いになる?」
Q&A
Q1. 個人賠償は“自動車保険付帯”だと示談交渉が付きますか?
A. 多くの保険会社で国内事故は示談交渉サービス付き、国内無制限/海外は上限ありといった設計が確認できます(例:Sompo Japan)。商品差があるため各社のFAQで必ず確認を。
Q2. JAFと保険ロードのどちらを優先?
A. 役割が違います。現場作業の守備範囲が広いのはJAF、費用補償はロード。併用が安心ですが重複には注意。JAF(日本自動車連盟)+1
Q3. 二次搬送はロード特約で無料になりますか?
A. 多くは対象外。自社の条件を確認し、必要に応じてJAFや別途手配・代車特約でトータル負担を抑える発想が有効です。
Q4. 無過失特則って本当に等級が下がらない?
A. **所定条件を満たした“無過失事故”で車両保険を使った場合に、次契約で等級を据え置く(ノーカウント)**取り扱い。条件は社別で必ず確認。
まとめ
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重複を削り、“使う場面”に厚く。
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個人賠償は“自動車保険付帯で示談交渉付き”を活用(国内無制限などの条件も要確認)。
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JAF×ロードで現場+費用を補完、無過失特則で等級を守る。
👉 いま3分で、弁護士上限/代車日額日数/ロードの距離・二次搬送可否/個人賠償の示談交渉有無/無過失特則条件を横並び比較して、あなたの使い方に最適化しましょう。
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※本記事は一次情報(公式FAQ・商品解説・約款等)の記載に基づいています。主要な要件は社別差があるため、実契約時は各社の最新FAQ・約款をご確認ください。JAF(日本自動車連盟)+4損保ジャパン+4東京海上ダイレクト(旧イーデザイン損保)公式サイト+4


