ディーラー営業の給料はいくら?歩合・インセンティブと年収の実態を経験者が解説

ディーラー営業
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「ディーラー営業は本当に稼げる?」

「売れない月は給料が大きく下がる?」

「歩合やインセンティブって、実際どのくらい給料に影響するの?」

ディーラー営業への転職を考えている人にとって、給料の仕組みはかなり気になる部分だと思います。

結論からいうと、ディーラー営業は成果次第で年収を大きく伸ばせる仕事です。

ただし、会社によって給与制度が違うため、

「営業になれば誰でも高年収になれる」

というわけではありません。

私は33歳で整備士から営業へ異動しました。

整備士時代は、基本給と残業代を合わせて年収約500万円。

その後は、

  • 営業1年目:約700万円
  • 営業2年目:約700万円
  • 営業3年目:主任へ昇格し800万円超
  • 営業5年目:約900万円

と収入が増えていきました。

好調な月には総支給額が約120万円、少ない月は約50万円と、月によって約70万円の差が出たこともあります。

つまり、ディーラー営業の給料を見るときは、「最高でいくら稼げるか」だけでは不十分です。

成果が出ない月でも生活できる基本給があり、そのうえで成果を出したときに給料がしっかり増える仕組みなのかを見る必要があります。

そして、私が収入を伸ばせた最大の理由は、単純に「たくさん売ったから」ではありません。

整備士経験を使ってお客様の不安に答え、信頼を積み重ねたことで、代替・増車・紹介につながったことが大きかったと考えています。

この記事では、整備士12年・営業15年の経験をもとに、

  • ディーラー営業の給料はどう決まるのか
  • 基本給と奨励給の違い
  • 売れた月と売れない月でどのくらい差が出るのか
  • 年収1,000万円は現実的なのか
  • 給料を上げる人は何をしているのか
  • 求人票で何を確認すべきか

を解説します。

給料を見る前に仕事内容そのものを確認したい方は、ディーラー営業の仕事内容と1日の流れも参考にしてください。


ディーラー営業の給料はどう決まる?

ディーラー営業の給与制度は会社によって違います。

私が経験した会社では、基本給を土台にして、成果に応じた奨励給が加わる仕組みでした。

大きく分けると、

基本給+残業代+奨励給+賞与

という形です。

求人票を見るときは、月給の総額だけでなく中身を分けて確認してください。

確認項目 見るポイント
基本給 売れない月でも生活できる金額か
固定残業代 月給に何時間分含まれているか
奨励給 何を達成すると、いくら増えるのか
賞与 個人成績がどこまで反映されるか
評価項目 評価対象と実際の給料アップがどうつながるか

特に注意したいのは、

「月給が高い=基本給が高い」ではない

ということです。

固定残業代が含まれている求人では、見た目の月給が高くても、実際の基本給は低い可能性があります。

私自身が今転職先を選ぶなら、固定残業代を含む会社は優先順位を下げます。

固定残業代の制度そのものだけで良し悪しは決まりません。

ただ、私は「基本給」と「実際の残業代」が分かれている方が、給与条件を判断しやすいと考えているからです。


基本給|売れない月でも生活できるかを見る

未経験でディーラー営業へ転職するなら、まず基本給を見た方がいいです。

営業は、入社した翌月から安定して成果を出せるとは限りません。

最初は、

  • 商品知識
  • 商談の流れ
  • 契約書類
  • 自動車保険
  • クレジット
  • 顧客フォロー

などを覚える必要があります。

だから、

「売れたらいくらもらえるか」より先に、「売れなくてもいくら残るか」

を確認してください。

私の場合、営業へ異動しても基本給は整備士時代と変わりませんでした。

そのため、営業になった直後に収入が下がることはありませんでした。

そこへ奨励給が上乗せされ、成果に応じて年収が増えていきました。


奨励給・インセンティブ|「1台いくら」だけではない

私が経験した会社では、

「車1台売れば一律○円」

という単純な仕組みではありませんでした。

販売利益の数%が奨励給に反映され、さらに販売台数によっても増えていく仕組みでした。

つまり、

販売台数と利益の両方が重要

です。

また、車両販売以外にも評価される項目がありました。

  • 新規自動車保険
  • JAF
  • ボディーコーティング
  • ドライブレコーダー
  • 点検パック
  • 車検・点検入庫
  • クレジット
  • 下取り

などです。

ただし、評価項目すべてに個別の奨励給が付くわけではありません。

私の会社では、自動車保険については、保険会社から支払われる手数料のうち約2%が奨励給として反映される仕組みでした。

一方、JAFには個別の奨励給はありませんでした。

つまり、

「目標になっている=そのまま給料が増える」ではありません。

ここはかなり重要です。

面接では、

「何が目標になりますか?」

だけでなく、

「その中で、実際に奨励給へ反映される項目はどれですか?」

まで聞いてください。

販売利益が営業の給与へどう影響するのか知りたい方は、車1台の利益とディーラー営業の歩合の関係も参考にしてください。


私の年収は500万円→700万円→800万円超→900万円と増えた

私自身の年収推移を紹介します。

整備士時代は、基本給と残業代を合わせて年収約500万円でした。

その後33歳で営業へ異動。

営業としては未経験からのスタートです。

営業1年目:約700万円

1年目から販売実績を作ることができ、年収は約700万円になりました。

営業2年目:約700万円

2年目も同じくらいでした。

営業3年目:800万円超

3年目には主任へ昇格し、年収800万円を超えました。

営業5年目:約900万円

5年目には年収約900万円まで増えました。

その後も営業を続け、最終的には、

  • 年間販売台数:社内1位
  • 利益:社内1位
  • 年間販売台数:全国表彰

を経験しています。

ただし、

「営業へ行けば5年で900万円稼げる」

という意味ではありません。

会社の給与制度、販売台数、利益、役職、店舗環境によって変わります。

見るべきなのは、

成果を出したとき、その成果をきちんと給料へ反映してくれる会社か

です。


売れた月は120万円、少ない月は50万円だった

ディーラー営業の給料は、成果によって月ごとの差が大きくなる場合があります。

私の場合、好調な月の総支給額は最高で約120万円。

一方、少ない月は約50万円でした。

差は約70万円です。

毎月120万円だったわけではありません。

しかし、営業は成果によって月収が大きく変わる仕事だと実感しました。

だから求人を見るときに、

「トップ営業はいくら稼げますか?」

だけを聞くのはおすすめしません。

私なら、

「成果が出ない月でも基本給はいくらですか?」

「普通に目標を達成した場合、奨励給はどの程度になりますか?」

と確認します。

最高月収より、悪い月でも生活できる給与設計かを見る。

そのうえで、成果が出た月にはしっかり上振れする仕組みになっていれば、生活の安定と収入アップの両方を狙えます。

私が営業職の給与制度を見るなら、

「最低ラインはどこか」
→「成果を出したらどこまで上がるか」

の順番で確認します。


ディーラー営業で年収1000万円は可能?

私が勤務してきた会社では、営業職が約150人いました。

そのうち、約30人が年収1,000万円を超えていました。

そのため、私の経験では、

「年収1,000万円はトップ1人だけが到達する非現実的な金額」ではありませんでした。

一方で、誰でも到達できる金額でもありません。

年収1,000万円クラスでは、年間100〜120台程度を販売する人が多く、販売利益や役職も収入に影響していました。

ただし、これは私が勤務した会社での実例です。

給与制度は会社によって違います。

年収1,000万円に必要な販売台数や給与制度まで確認したい方は、ディーラー営業で年収1000万円を狙う条件を参考にしてください。

ディーラー営業は、給与体系やインセンティブ制度によって年収の伸び方が大きく変わります。

ただし、整備士から営業へ転職する場合は、「営業は稼げる」という理由だけで判断しない方が安全です。

成果が収入に反映されやすい一方で、数字のプレッシャーや接客への向き不向きもあります。

整備士経験を商談で活かして年収アップを狙える人と、営業に転職して後悔しやすい人の違いはこちらで詳しく解説しています。

▶整備士からディーラー営業はやめとけ?後悔する人と年収が上がる人の決定的な違い


私が給料を上げられた最大の理由は「お客様との関係」だった

私は営業1年目から年収約700万円になりました。

その理由を振り返ると、話術が特別うまかったからではありません。

12年間の整備士経験を、お客様との信頼関係づくりに使えたことが大きかったと思っています。

たとえば、お客様から、

「このまま乗って大丈夫?」

「この故障はどのくらい深刻?」

「修理するべき?乗り換えるべき?」

と相談されたときです。

整備経験があったため、不安に対して理由を説明しながら案内できました。

故障の第一報を受けたときにも、状況を聞いて適切な案内につなげることができました。

点検結果について整備士と情報共有し、修理費が増えそうなタイミングでは、

「修理して乗り続ける場合」と「乗り換える場合」

の両方を提案できました。

こうした対応を続けると、

「車のことならこの人に相談しよう」

と思ってもらえるようになります。

その結果、

信頼
↓
代替
↓
増車
↓
紹介
↓
販売台数・利益
↓
収入

という流れができました。

15年間営業を経験した今、昔の自分に一つだけ言うなら、

「年収を上げたいなら、目先の1台より、5年後も相談してもらえるお客様を増やせ」

と伝えます。

短期的に売ることより、長く任せてもらえる関係を作る。

これが結果として、販売台数・利益・収入を安定させる一番の近道だったと感じています。


販売台数だけを追っても年収は安定しにくい

販売台数はもちろん重要です。

しかし、それだけでは足りません。

会社によっては、

  • 利益
  • 保険
  • クレジット
  • 点検
  • 車検
  • 付属品
  • 下取り

なども評価されます。

私自身、販売台数だけでなく利益でも社内1位を経験しました。

だから、

「何台売ったか」と同時に、「1人のお客様とどれだけ長く付き合えるか」

を考える必要があります。

ただし、保険やコーティングを無理に売るという意味ではありません。

必要な人に必要なものを提案する。

その積み重ねが、結果として利益や奨励給につながります。


給料の高い会社を選ぶなら5つ確認する

求人票を見るときは、項目を増やしすぎなくていいです。

私なら、まずこの5つを確認します。

優先 確認項目 理由
1 基本給 売れない月の生活を守るため
2 固定残業代 見かけの高月給を見抜くため
3 奨励給の計算方法 成果が給料へどう反映されるかを見るため
4 年間休日 高年収でも長く続けられるかを見るため
5 高年収者の人数・実績 モデル年収の再現性を見るため

1.基本給

成果が出ない月でも生活できる金額か確認します。

特に未経験転職では、高いインセンティブより先に基本給を見た方が安心です。


2.固定残業代

私自身が今転職先を選ぶなら、固定残業代を含む会社は優先順位を下げます。

固定残業代があるから悪い会社という意味ではありません。

ただ、

「月給35万円」

と書かれていても、その中に何時間分もの残業代が含まれているなら、基本給そのものが高いとは限りません。

私は、基本給と実際の残業代を分けて確認できる方が、給与条件を判断しやすいと考えています。


3.奨励給の計算方法

「インセンティブあり」だけでは不十分です。

  • 何を達成すると増えるのか
  • 台数で率が変わるのか
  • 利益も評価されるのか
  • 保険なども対象なのか
  • 上限はあるのか

まで確認してください。


4.年間休日

私が営業を始めたころは、サービス残業や休日出勤が当たり前のような時期もありました。

当時は、

「これだけ働いているなら、このくらいもらって当然」

と思うこともありました。

ただし、現在は私の職場でも働き方改革によって大きく変わり、普通に休めて有給も取れる環境になっています。

昔の環境を、現在のディーラー業界全体に当てはめるつもりはありません。

だからこそ、求人では現在の年間休日や実際の休み方を確認してください。


5.高年収者の人数・実績

求人票に、

「年収1,000万円可能」

と書かれていても、それだけでは判断しません。

私なら面接で、

「営業職は何人いて、そのうち年収1,000万円を超える人は何人いますか?」

と聞きます。

さらに、

「その人たちは年間何台くらい販売していますか?」

と確認します。

答えてもらえる範囲で、

「営業社員の中央値に近い年収はどのくらいですか?」

と聞いてもいいでしょう。

最高年収ではなく、

自分でもその年収を再現できそうか

を見るためです。


給料だけで会社を選ばない

私は営業へ移ったことで、収入を大きく増やすことができました。

だから収入面ではメリットがありました。

しかし、

「年収が高い会社=自分にとって良い会社」

とは限りません。

見るべきなのは、

  • 年間休日
  • 残業
  • 固定残業代
  • ノルマ
  • 人間関係
  • 給与制度

まで含めた働き方です。

特に営業は、会社や店舗によって数字の管理方法や働き方に差があります。

給料だけでなく、ノルマ・休日・人間関係まで含めて判断したい方は、ディーラー営業で後悔する人・向いている人の違いも確認してください。


自分が稼げる会社かは「最高年収」だけでは判断できない

求人票を見れば、

  • 基本給
  • 固定残業代
  • 年間休日
  • モデル年収

はある程度確認できます。

しかし、

  • 奨励給が実際にどのくらい支給されているのか
  • 年収800万円・1,000万円の営業が何人いるのか
  • 自分の経験ならどの程度の給与条件を狙えるのか

までは分かりにくいです。

私自身の会社でも、同じ営業職で年収600万円程度の人もいれば、1,000万円を超える人もいました。

だから転職するときは、

最高年収ではなく、「自分ならどのくらいを狙える会社なのか」

まで比較してください。

今すぐ転職を決める必要はありません。

「今の会社で働き続けた場合」と「転職した場合」で、基本給・奨励給・年間休日が本当に改善するのかを確認するだけでも意味があります。

求人票だけで、奨励給の実態や自分が狙える年収帯まで判断するのは難しい場合があります。

自分だけでは比較しにくい場合は、希望条件に合う求人や転職支援サービスを使って確認する方法もあります。

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ディーラー営業の給料に関するFAQ

Q1.ディーラー営業は本当に稼げますか?

成果を給与へ反映する会社なら、高年収を狙える可能性があります。

私自身、

  • 整備士時代:約500万円
  • 営業1年目:約700万円
  • 3年目:800万円超
  • 5年目:約900万円

と収入が増えました。

ただし、会社の給与制度や本人の成果によって変わります。


Q2.売れない月は給料が下がりますか?

給与制度によります。

私の場合、好調月の総支給額は約120万円、少ない月は約50万円でした。

だから転職前には、奨励給だけでなく基本給がいくらあるのかを確認してください。


Q3.ディーラー営業で年収1000万円は可能ですか?

私が勤務してきた会社では、営業約150人のうち約30人が年収1,000万円を超えていました。

販売台数では、年間100〜120台程度が一つの目安でした。

ただし、利益・役職・給与制度などによって変わります。


Q4.給料の高い会社はどう見分ければいいですか?

私は次の5つを確認します。

  1. 基本給
  2. 固定残業代
  3. 奨励給の計算方法
  4. 年間休日
  5. 高年収者の人数と実績

特に「年収1,000万円可能」という最高額だけで判断せず、実際に何人がその年収へ到達しているのかまで確認することが重要です。


まとめ|年収を上げたいなら「売る」より信頼を積み上げる

ディーラー営業は、成果を給与へ反映する会社なら年収を大きく伸ばせる仕事です。

私自身、

  • 整備士時代:約500万円
  • 営業1年目:約700万円
  • 3年目:800万円超
  • 5年目:約900万円

と収入が増えました。

ただ、15年間営業を経験して感じるのは、

年収を上げる近道は、目先の1台だけを追うことではない

ということです。

整備経験を使ってお客様の不安に答える。

困ったときに対応する。

売った後も関係を続ける。

その積み重ねが、

信頼
→ 代替・増車・紹介
→ 販売・利益
→ 収入

につながりました。

だから昔の自分に、

「ディーラー営業で年収を上げるなら何をすればいい?」

と聞かれたら、

「目先の1台より、5年後も相談してもらえるお客様を増やせ」

と答えます。

そして転職先を選ぶときも、

「年収1,000万円可能」

という数字だけで会社を決めないでください。

基本給・固定残業代・奨励給の仕組み・年間休日を確認し、

自分でもその年収を再現できる会社なのか

で判断する。

これが、ディーラー営業の給料を見るときに最も重要だと私は考えています。

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